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■ 日本で「お前はクビだ!」は出来ない?
一昔前のドラマや映画を見ると、社長がぐうたら社員に向かって「お前はクビだ!もう明日から来ないでいい!」と言って解雇にしてしまう場面がよく出てきます。
いきなり結論になってしまいますが…、日本で「お前はクビだ!」は、ほとんどのケースでまず認められません。
労働法は、雇う側(会社側)と、雇われる側(従業員側)との間のルールを定めています。
そして歴史的に…弱い立場になりやすかった従業員側を守るような内容のルールが多いのですね。
その労働法では「会社は、解雇権(クビにする権利)を濫用してはならない」と定められています。
例えば少し仕事を怠けたくらいですぐにクビにすることは「解雇権の濫用」として、認められないことが多いのですね。
そして現実に生じる会社と従業員との間の問題は「少し怠けた」といったようなシンプルなものでなく、日々の行動が複雑に絡まっていると思います。
ただ、ほとんどのケースで「すぐに解雇にする」というのは少し早まった判断であることが多いです。
まずは会社と従業員でよく話し合い「何が問題なのか」「その改善策はないのか」「仕事内容を変えることが出来ないか」…などを洗い出していき、双方にとって良い案が無いかどうか模索していくのがベストです。
その結果やむを得ず、やはり辞めてもらうしか選択肢がなくなるということ自体はあります。
労働法に関する問題で頭を抱えている経営者様がいらっしゃいましたら、まずはすぐにご相談ください。
会社側と従業員側双方にとってウィンウィンとなるような案がないかどうか、一緒に検討させていただければと思います。
―弁護士より一言―
普段はサッカーをあまり見ないのですが、今ワールドカップで日本がとても盛り上がっていることはひしひしと感じております。何やら、日本が、超強豪国であるドイツとスペインに勝ったらしいですね?サッカー素人の私ですら相当とんでもないことなのがわかるくらいです。
例えば野球に例えると…横浜ベイスターズが、ニューヨークヤンキースやヒューストンアストロズに連続で打ち勝ったようなものなのでしょうか?!例えば相撲に例えると…前頭16の力士が横綱から2連続で金星を挙げたようなものなのでしょうか?!(無理矢理な例えですみません…)
(文責 旅館・ホテル業界に強い弁護士 佐山洸二郎 2022/12/2)