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■ お客様が備品などを持ち去ってしまったら?
よくあるご相談の一つに「お客様が客室内の備品を持ち出してしまった」というものがあります。
あまりお客様を疑いたくないものですが、やはり一定数は発生してしまっているようです。
アメニティ用品やバスタオルなど比較的安価なものであればともかく、絵画や浴衣など値段が高くなってくると、放置できませんよね。中には、なんと「テレビ」を持ち出してしまう強者もいるとかいないとか……。
こういう場合にどういう法的手段があるかというと、当然ながら「返して欲しい」という請求が出来ますし、場合によっては窃盗罪で警察に相談するのも手です。万が一売られてしまっていれば、損害賠償請求も可能です。
…と、ここまでは一般の方でも当然予測できるとは思いますが、こういった案件は、「証拠」が無くて泣き寝入りになってしまうというのが現実的問題のようです。
客室内に防犯カメラを設置するわけにもいきませんし、なかなか映像としての証拠は確保し辛いですよね(テレビの場合はともかく。。)。こういったケースでいつもアドバイスさせていただいているのは、①出来るだけ普段の状態(備品が写っている状態の部屋)の写真を撮っておくこと、②備品の持ち出しが発覚したら、その時点でその部屋の他のものに触れるのを止め、まずは写真を撮影しておくこと、③出来るだけ速やかにその部屋をご利用していたお客様に連絡をし、警察への相談も検討すること、です。映像などの明らかな証拠は取りにくいですが、上記の①~③を全て実行しておけば、その後も展開も大きく変わってくるはずです。
ただ実際には、「いわゆる「クレーマー」による盗難が発生してそもそも意思疎通ができない」「持ち去ったと思われる方が常連のお客様で、伝え辛い」など、入り組んだ状態で発生することが多いのも現実です。やはりそのような場合は、できるだけ安全かつ適切に進められるよう、まずは顧問弁護士に相談してしまうのが手っ取り早いと思います(「最後は営業か!」と怒られてしまいそうですね。。)。
―弁護士より一言―
子供の頃はあまり好きではなかったのに、歳を取って好きになった食べ物って、皆様はありますか?私は最近「ミョウガ」の美味しさに気付きました。子供の頃は、祖母が「美味しい美味しい」と言って食べていて、しかも家庭菜園までしているのを見て「苦くてグニグニで何が美味しいんだろう。。」と思っていた記憶があります。ただ、大人になってから食べてみたら、「味わい深い長ネギ」のような感じで、とても美味しいですね。煮ても焼いても美味しいですし、(しかもよく見ると色合いもお洒落で(笑))、万能食材のような気がいたします!
(文責 旅館・ホテル業界に強い弁護士 佐山洸二郎)
