■ 公正証書とは?

 

 「公正証書」という言葉を聞いたことがある方も多いのでしょうか。ただ、実際のところ公正証書とは何なのでしょうか?契約書とは違うのでしょうか?一体何のために誰が作成するのでしょうか?
 公正証書は、一言でいうと「契約書に法的拘束力を持たせたもの」です。契約書にももちろん法的拘束力はあるのですが、公正証書はその拘束力をさらに強めたものなのですね。
 例えば「100万円を貸したが返済がなされない」という例で考えてみたいと思います。
 「100万円を貸した」という契約書をしっかり取り交わしていたとしても、その契約書だけで相手方から取り立てることはできません。民事訴訟を提起して、その証拠として契約書を提出して、勝訴判決を得て…と、気が遠くなるような長いプロセスがあります。
 その一方で、例えば「100万円を貸した」という公正証書を作成しておくと…なんとその公正証書が「勝訴判決と同様の効果」を持つことになるのです。ですので、お金が返済されなければ、この公正証書を元にして、強制的に取り立てを行う手続をすることが出来ます。公正証書の効力は、このように強力なものなのですね。
 作成の流れとしては、町中にある「公証役場」というところに行って、公証人という身分の方に作成をお願いします(もちろん弁護士に代理で行ってもらうこともできます)。
 この公正証書ですが、お金を貸すけど契約書だけでは頼りないなと感じる場合や、離婚するときに養育費などを定める際に利用されることが多いです。
 何かの際に、公正証書の存在を思い出した際は…是非ご相談に乗らせていただければと思います!

 

―弁護士より一言―

 皆様、明けましておめでとうございます。つい最近令和になったかと思いきや、もう令和2年なのですね。一応このニュースレターもそれなりに続いていることになります。
少なくともこの令和時代いっぱいはニュースレターを続けたいと思っておりますが、令和時代は一体何年続くのでしょうか…?などと途方もないことを考えると気が遠くなってしまいます。まずは今年も1年、皆様、どうぞよろしくお願いいたします!
 

​(文責 ホテル・旅館業界に強い弁護士 佐山洸二郎)

弁護士法人横浜パートナー法律事務所(神奈川県弁護士会所属) TEL:045-680-0572 E-Mail:sayama@ypartner.com
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